Google広告のコンバージョン計測|問い合わせが広告経由かわかる設定方法
「Google広告を出しているけど、問い合わせが広告から来たのかどうか分からない」
「広告費を払っているのに、効果があるのか判断できない」
塾のGoogle広告を始めた塾長からよく聞く悩みです。実は、この問題は「コンバージョン計測」を設定していないことが原因であるケースがほとんどです。
コンバージョンとは、広告の最終目標となるアクション(問い合わせ・体験申込・電話など)のことです。コンバージョン計測とは、そのアクションが「広告経由で発生したかどうか」を自動的に記録する仕組みです。
この設定をしていないと、「広告に月5万円使ったけど、それで問い合わせが来たのか来ていないのか分からない」という状態になり、広告費の投資判断ができなくなります。
この記事では、Google広告のコンバージョン計測を塾長自身で設定する方法を、管理画面の操作手順つきで解説します。
なぜコンバージョン計測が重要なのか
理由1:広告の効果が数字で分かるようになる
コンバージョン計測を設定すると、以下の情報がGoogle広告の管理画面に自動で記録されます。
- 広告経由の問い合わせが何件あったか
- 1件の問い合わせにいくらかかったか(CPA=Cost Per Acquisition)
- どのキーワードから問い合わせが来たか
- どの広告文が最も成果を出しているか
CPA(顧客獲得単価)とは、1件の問い合わせを獲得するのにかかった広告費のことです。たとえば月5万円の広告費で5件の問い合わせがあれば、CPA=1万円です。
理由2:Google広告のAIが最適化される
Google広告にはAIが自動的に入札額を調整する「スマート入札」という機能があります。このAIはコンバージョンデータを学習して精度を上げていくため、コンバージョン計測を設定していないと、AIの最適化が働きません。
当社支援実績(2024年)では、コンバージョン計測を設定して3か月間データを蓄積した塾は、未設定の塾と比較してCPA(問い合わせ1件あたりのコスト)が平均30〜40%低いという傾向が見られました。
理由3:無駄な広告費を特定できる
コンバージョン計測なしでは、「どのキーワードが成果を出しているか」が分かりません。結果として、問い合わせにつながらないキーワードにも予算が使われ続けます。
| 状態 | コンバージョン計測あり | コンバージョン計測なし |
|---|---|---|
| 広告の効果把握 | 問い合わせ数・CPAが分かる | クリック数しか分からない |
| キーワードの評価 | 問い合わせにつながるKWが特定できる | クリック数だけで判断(不正確) |
| AIの最適化 | コンバージョンを最大化する入札が可能 | クリックを増やすだけの入札 |
| 投資判断 | 「1件あたり○円で獲得できている」と判断可能 | 「広告を出しているが効果は不明」 |
コンバージョン計測の設定方法(手順解説)
塾のGoogle広告で最もよく使うコンバージョンは、以下の2つです。
- フォーム送信:体験申込フォームの送信完了をトラッキング
- 電話クリック:スマートフォンでの電話ボタンタップをトラッキング
ここでは、最も基本的な「フォーム送信のコンバージョン計測」の設定方法を説明します。
ステップ1:コンバージョンアクションを作成する
- Google広告にログイン(ads.google.com)
- 画面上部の「ツールと設定」をクリック
- 「測定」の項目から「コンバージョン」を選択
- 「+ 新しいコンバージョン アクション」をクリック
- 「ウェブサイト」を選択
- 以下の情報を入力:
- コンバージョン名:「体験申込フォーム送信」
- カテゴリ:「送信(リードフォーム)」
- 値:「値を設定しない」(初期段階はこれでOK)
- カウント方法:「初回のみ」
- 「作成して続行」をクリック
ステップ2:タグをホームページに設置する
コンバージョンアクションを作成すると、「タグの設定方法」が表示されます。設定方法は主に2つあります。
方法A:Googleタグマネージャーを使う(おすすめ)
Googleタグマネージャー(GTM)とは、ホームページにさまざまな計測タグを管理画面から簡単に設置できる無料ツールです。
- Googleタグマネージャー(tagmanager.google.com)にアクセスし、アカウントを作成
- 表示されるタグマネージャーのコードを、ホームページの全ページに貼り付ける
- タグマネージャーの管理画面で「新しいタグ」を作成
- タグタイプ:「Google広告のコンバージョン トラッキング」を選択
- Google広告で表示された「コンバージョンID」と「コンバージョンラベル」を入力
- トリガー:「フォーム送信完了ページ(サンクスページ)のURL」を指定
- 「保存」→「公開」をクリック
方法B:タグを直接貼り付ける
Googleタグマネージャーを使わない場合は、Google広告の管理画面に表示されるコード(グローバルサイトタグ+イベントスニペット)を、ホームページのHTMLに直接貼り付けます。
- グローバルサイトタグ → 全ページの<head>タグ内に貼り付け
- イベントスニペット → フォーム送信完了ページ(サンクスページ)のみに貼り付け
ステップ3:コンバージョンが正しく記録されているか確認する
- 設定完了後、自分で体験申込フォームを送信してテストする
- 1〜2時間後にGoogle広告の管理画面でコンバージョンが「1」になっているか確認
- 正しく記録されていればOK。記録されない場合はタグの設置場所を再確認
電話コンバージョンの設定方法
塾への問い合わせは電話が多いため、「スマートフォンから電話ボタンをタップした回数」もコンバージョンとして計測しておくことをおすすめします。
- Google広告で新しいコンバージョンアクションを作成
- 「電話件数」を選択
- 「ウェブサイトに掲載された電話番号へのクリック」を選択
- 塾の電話番号を入力
- 表示されるタグをホームページに設置
コンバージョンデータの見方と活用法
コンバージョン計測を設定した後、データをどう活用するかが重要です。
週1回チェックすべき指標
| 指標 | 意味 | 確認方法 |
|---|---|---|
| コンバージョン数 | 広告経由の問い合わせ件数 | 管理画面「概要」タブ |
| CPA | 問い合わせ1件あたりの費用 | 管理画面「概要」タブ |
| CVR | クリックに対する問い合わせ率 | 管理画面「概要」タブ |
| キーワード別コンバージョン | どのキーワードから問い合わせが来たか | 「キーワード」タブ→「コンバージョン」列 |
データに基づく改善アクション
- コンバージョンが多いキーワード→ 入札額を上げて表示回数を増やす
- クリックは多いがコンバージョンがゼロのキーワード→ 一時停止 or LP(着地ページ)を見直す
- CPA(問い合わせ1件あたりの費用)が高すぎるキーワード→ 入札額を下げる or 除外キーワードを追加
まとめ|コンバージョン計測は「広告を出す前に」設定する
- コンバージョン計測なしの広告運用は、効果が分からないまま費用だけがかかる状態
- 設定することで「どのキーワードから何件の問い合わせが来たか」が数字で把握できる
- GoogleのAI最適化もコンバージョンデータに基づいて精度が上がる
- 設定自体は30分〜1時間程度で完了できる
- 広告を出す前に(遅くとも出稿と同時に)設定しておくのが鉄則
広告の基本的な始め方は「塾のGoogle広告ガイド」、クリックされても問い合わせが来ない場合は「LP(着地ページ)を見直す5つのポイント」、広告全体の費用感は「塾のWeb広告の予算」もあわせてご確認ください。
よくある質問
Q. コンバージョン計測の設定は自分でできますか?
A. はい。Googleタグマネージャーを使えば、HTMLの知識がなくても設定可能です。設定にかかる時間は30分〜1時間程度です。Google広告の公式ヘルプにも手順が詳しく記載されています。
Q. ホームページにサンクスページ(送信完了ページ)がありません。
A. フォーム送信後に「お問い合わせありがとうございます」と表示される別のページ(URL)が必要です。ホームページの制作会社に依頼するか、Googleフォームなどの外部ツールを使えばサンクスページを簡単に用意できます。
Q. 電話での問い合わせもコンバージョンとして計測できますか?
A. はい。Google広告の「電話コンバージョン」機能を使えば、スマートフォンからの電話ボタンタップを計測できます。ただし、固定電話からの問い合わせは計測できないため、フォーム送信のコンバージョンと併用するのがおすすめです。
Q. コンバージョン計測を設定しないまま広告を出してしまっています。今からでも間に合いますか?
A. 今からでも設定してください。過去のデータは遡って計測できませんが、設定した時点からデータが蓄積され始めます。早ければ早いほど、データに基づいた広告最適化ができるようになります。
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