Google広告のコンバージョン計測|問い合わせが広告経由かわかる設定方法

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Google広告のコンバージョン計測|問い合わせが広告経由かわかる設定方法

「Google広告を出しているけど、問い合わせが広告から来たのかどうか分からない」
「広告費を払っているのに、効果があるのか判断できない」

塾のGoogle広告を始めた塾長からよく聞く悩みです。実は、この問題は「コンバージョン計測」を設定していないことが原因であるケースがほとんどです。

コンバージョンとは、広告の最終目標となるアクション(問い合わせ・体験申込・電話など)のことです。コンバージョン計測とは、そのアクションが「広告経由で発生したかどうか」を自動的に記録する仕組みです。

この設定をしていないと、「広告に月5万円使ったけど、それで問い合わせが来たのか来ていないのか分からない」という状態になり、広告費の投資判断ができなくなります。

この記事では、Google広告のコンバージョン計測を塾長自身で設定する方法を、管理画面の操作手順つきで解説します。

この記事の結論

  • コンバージョン計測を設定していないと、広告費をかけても効果が数字で分からない
  • 設定すれば「どのキーワードから何件の問い合わせが来たか」「CPA(1件あたりの費用)」が分かる
  • Google広告のスマート入札(AI)も、コンバージョンデータを学習して精度を上げていく
  • 設定するコンバージョンは主に「フォーム送信」と「電話クリック」の2種類で、それぞれ30分〜1時間程度で完了できる
  • 広告を出す前に(遅くとも出稿と同時に)設定しておくのが鉄則

なぜコンバージョン計測が重要なのか

理由1:広告の効果が数字で分かるようになる

コンバージョン計測を設定すると、以下の情報がGoogle広告の管理画面に自動で記録されます。

  • 広告経由の問い合わせが何件あったか
  • 1件の問い合わせにいくらかかったか(CPA=Cost Per Acquisition)
  • どのキーワードから問い合わせが来たか
  • どの広告文が最も成果を出しているか

CPA(顧客獲得単価)とは、1件の問い合わせを獲得するのにかかった広告費のことです。たとえば月5万円の広告費で5件の問い合わせがあれば、CPA=1万円です。

理由2:Google広告のAIが最適化される

Google広告にはAIが自動的に入札額を調整する「スマート入札」という機能があります。このAIはコンバージョンデータを学習して精度を上げていくため、コンバージョン計測を設定していないと、AIの最適化が働きません。

当社支援実績(2024年)では、コンバージョン計測を設定して3か月間データを蓄積した塾は、未設定の塾と比較してCPA(問い合わせ1件あたりのコスト)が平均30〜40%低いという傾向が見られました。

理由3:無駄な広告費を特定できる

コンバージョン計測なしでは、「どのキーワードが成果を出しているか」が分かりません。結果として、問い合わせにつながらないキーワードにも予算が使われ続けます。

状態 コンバージョン計測あり コンバージョン計測なし
広告の効果把握 問い合わせ数・CPAが分かる クリック数しか分からない
キーワードの評価 問い合わせにつながるKWが特定できる クリック数だけで判断(不正確)
AIの最適化 コンバージョンを最大化する入札が可能 クリックを増やすだけの入札
投資判断 「1件あたり○円で獲得できている」と判断可能 「広告を出しているが効果は不明」

コンバージョン計測の設定方法(手順解説)

塾のGoogle広告で最もよく使うコンバージョンは、以下の2つです。

  1. フォーム送信:体験申込フォームの送信完了をトラッキング
  2. 電話クリック:スマートフォンでの電話ボタンタップをトラッキング

ここでは、最も基本的な「フォーム送信のコンバージョン計測」の設定方法を説明します。

ステップ1:コンバージョンアクションを作成する

  1. Google広告にログイン(ads.google.com)
  2. 画面上部の「ツールと設定」をクリック
  3. 「測定」の項目から「コンバージョン」を選択
  4. 「+ 新しいコンバージョン アクション」をクリック
  5. 「ウェブサイト」を選択
  6. 以下の情報を入力:
    • コンバージョン名:「体験申込フォーム送信」
    • カテゴリ:「送信(リードフォーム)」
    • 値:「値を設定しない」(初期段階はこれでOK)
    • カウント方法:「初回のみ」
  7. 「作成して続行」をクリック

ステップ2:タグをホームページに設置する

コンバージョンアクションを作成すると、「タグの設定方法」が表示されます。設定方法は主に2つあります。

方法A:Googleタグマネージャーを使う(おすすめ)

Googleタグマネージャー(GTM)とは、ホームページにさまざまな計測タグを管理画面から簡単に設置できる無料ツールです。

  1. Googleタグマネージャー(tagmanager.google.com)にアクセスし、アカウントを作成
  2. 表示されるタグマネージャーのコードを、ホームページの全ページに貼り付ける
  3. タグマネージャーの管理画面で「新しいタグ」を作成
  4. タグタイプ:「Google広告のコンバージョン トラッキング」を選択
  5. Google広告で表示された「コンバージョンID」と「コンバージョンラベル」を入力
  6. トリガー:「フォーム送信完了ページ(サンクスページ)のURL」を指定
  7. 「保存」→「公開」をクリック

方法B:タグを直接貼り付ける

Googleタグマネージャーを使わない場合は、Google広告の管理画面に表示されるコード(グローバルサイトタグ+イベントスニペット)を、ホームページのHTMLに直接貼り付けます。

  • グローバルサイトタグ → 全ページの<head>タグ内に貼り付け
  • イベントスニペット → フォーム送信完了ページ(サンクスページ)のみに貼り付け

ステップ3:コンバージョンが正しく記録されているか確認する

  1. 設定完了後、自分で体験申込フォームを送信してテストする
  2. 1〜2時間後にGoogle広告の管理画面でコンバージョンが「1」になっているか確認
  3. 正しく記録されていればOK。記録されない場合はタグの設置場所を再確認

電話コンバージョンの設定方法

塾への問い合わせは電話が多いため、「スマートフォンから電話ボタンをタップした回数」もコンバージョンとして計測しておくことをおすすめします。

  1. Google広告で新しいコンバージョンアクションを作成
  2. 「電話件数」を選択
  3. 「ウェブサイトに掲載された電話番号へのクリック」を選択
  4. 塾の電話番号を入力
  5. 表示されるタグをホームページに設置

実例:広告費をかけているのに問い合わせ0件と表示されていた塾

コンバージョン計測は「設定して終わり」ではありません。当社の支援先で、設定はしていたにもかかわらず正しく記録されていなかった例があります。

複数ブランドを運営する塾で、ある部門の広告に月10万円以上をかけていたのに、広告管理画面の問い合わせ(コンバージョン)が0件と表示されていました。原因は、問い合わせ完了を数えるタグの発火条件が「特定の1つの完了ページURL」だけに設定されていたことです。フォームごとに完了ページのURLが違っていたため、他のフォームからの申込みが数えられていませんでした。また、同じ会社のLPだけ別の計測プロパティにデータが送られていて、見ている画面では0件に見えていた、という取り違えもありました。

「0件」は問い合わせが無いのではなく、数えられていないだけの可能性があります。ステップ3で終わらせず、以下の3つを確認してください。

  1. 完了ページ(サンクスページ)のURLを洗い出す:フォームが複数ある場合、それぞれの送信完了後のURLが違っていないかを確認する
  2. コンバージョンアクションのトリガー条件を確認する:「特定の1つの完了ページURL」だけに限定されていないか、複数ある場合は条件を「完了ページ全般」に広げる
  3. 計測が向いているアカウント・プロパティを確認する:見ている管理画面とは別のアカウントやプロパティにデータが送られていないかを確認する

コンバージョンデータの見方と活用法

コンバージョン計測を設定した後、データをどう活用するかが重要です。

週1回チェックすべき指標

指標 意味 確認方法
コンバージョン数 広告経由の問い合わせ件数 管理画面「概要」タブ
CPA 問い合わせ1件あたりの費用 管理画面「概要」タブ
CVR クリックに対する問い合わせ率 管理画面「概要」タブ
キーワード別コンバージョン どのキーワードから問い合わせが来たか 「キーワード」タブ→「コンバージョン」列

データに基づく改善アクション

  • コンバージョンが多いキーワード→ 入札額を上げて表示回数を増やす
  • クリックは多いがコンバージョンがゼロのキーワード→ 一時停止 or LP(着地ページ)を見直す
  • CPA(問い合わせ1件あたりの費用)が高すぎるキーワード→ 入札額を下げる or 除外キーワードを追加

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まとめ|コンバージョン計測は「広告を出す前に」設定する

  • コンバージョン計測なしの広告運用は、効果が分からないまま費用だけがかかる状態
  • 設定することで「どのキーワードから何件の問い合わせが来たか」が数字で把握できる
  • GoogleのAI最適化もコンバージョンデータに基づいて精度が上がる
  • 設定自体は30分〜1時間程度で完了できる
  • 広告を出す前に(遅くとも出稿と同時に)設定しておくのが鉄則

広告の基本的な始め方は「塾のGoogle広告ガイド」、クリックされても問い合わせが来ない場合は「LP(着地ページ)を見直す5つのポイント」、広告全体の費用感は「塾のWeb広告の予算」もあわせてご確認ください。

よくある質問

Q. コンバージョン計測の設定は自分でできますか?

A. はい。Googleタグマネージャーを使えば、HTMLの知識がなくても設定可能です。設定にかかる時間は30分〜1時間程度です。Google広告の公式ヘルプにも手順が詳しく記載されています。

Q. ホームページにサンクスページ(送信完了ページ)がありません。

A. フォーム送信後に「お問い合わせありがとうございます」と表示される別のページ(URL)が必要です。ホームページの制作会社に依頼するか、Googleフォームなどの外部ツールを使えばサンクスページを簡単に用意できます。

Q. 電話での問い合わせもコンバージョンとして計測できますか?

A. はい。Google広告の「電話コンバージョン」機能を使えば、スマートフォンからの電話ボタンタップを計測できます。ただし、固定電話からの問い合わせは計測できないため、フォーム送信のコンバージョンと併用するのがおすすめです。

Q. コンバージョン計測を設定しないまま広告を出してしまっています。今からでも間に合いますか?

A. 今からでも設定してください。過去のデータは遡って計測できませんが、設定した時点からデータが蓄積され始めます。早ければ早いほど、データに基づいた広告最適化ができるようになります。

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