生徒の写真をSNSに載せたい|肖像権・個人情報の許可の取り方テンプレ

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生徒の写真をSNSに載せたい|肖像権・個人情報の許可の取り方テンプレ

「合格した生徒の写真をインスタに載せたいけど、勝手に載せていいのかな…」
「保護者から『写真を消してほしい』と言われたらどうしよう」

塾のSNS運用で最も神経を使うのが、生徒の写真の扱いです。「載せたいけど怖い」と感じて、結局1枚も写真を使えていない塾長も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、生徒の写真をSNSに掲載すること自体は問題ありません。ただし、必ず事前に保護者の書面同意が必要です。

この記事では、塾がSNSに生徒の写真を掲載する際に知っておくべき法的ポイントと、そのまま使える同意書テンプレートを紹介します。

塾のSNSに生徒の写真を載せるリスクと法律

肖像権とは

肖像権とは、自分の顔や姿を無断で撮影・公表されない権利のことです。日本の法律で明文化された条文はありませんが、判例上認められている権利であり、無断掲載はトラブルの原因になります。

個人情報保護法との関係

写真は「個人情報」に該当する場合があります。とくに顔が特定できる写真は、個人情報保護法上の「個人情報」に当たります。2022年施行の改正個人情報保護法では、本人(未成年の場合は保護者)の同意なく個人情報を第三者に提供することは原則禁止されています。

塾で起こりうるトラブル

トラブル事例 原因 防止策
保護者から「写真を消してほしい」と連絡が来る 事前の同意を取っていない 入塾時に書面で同意を取得
SNSの写真が転載・悪用される 顔がはっきり映った写真を掲載 後ろ姿・手元の写真を使用
退塾後に「写真を削除してほしい」と言われる 退塾時のルールを決めていない 同意書に「削除希望時の手続き」を明記
同意を取った保護者と、取っていない保護者が混在 管理体制が曖昧 同意取得リストで一元管理

許可の取り方|3つのステップ

ステップ1:同意書を作成する

口頭での同意だけでは、後からトラブルになったときに「そんなこと言っていない」と言われるリスクがあります。必ず書面(またはデジタル)で同意を取得してください。

ステップ2:入塾時に説明・署名してもらう

入塾手続きの際に、他の書類と一緒に同意書を渡して署名してもらうのが最もスムーズです。以下のように説明します。

「当塾ではSNSで教室の様子を発信しています。お子さまの写真を掲載させていただく場合がありますが、掲載前にあらためてご確認いただきます。同意いただける場合はこちらにご署名をお願いします。掲載を希望されない場合は、その旨を記載いただければ対応いたします。」

ステップ3:掲載前に個別確認する

同意書で包括的な許可を得ていても、実際に掲載する写真は事前に保護者に見せて確認することをおすすめします。これにより、トラブルのリスクがさらに下がります。

確認方法は、LINEで写真を送って「この写真をインスタに掲載してもよろしいですか?」と聞くだけで十分です。

同意書テンプレート(そのまま使えます)

以下のテンプレートをそのまま印刷して使用できます。塾名・連絡先を入れ替えてご利用ください。

写真・動画の掲載に関する同意書

○○塾(以下「当塾」)は、教室の様子や行事等の写真・動画を、以下の媒体で使用する場合があります。

【使用媒体】
・当塾のウェブサイト
・当塾のSNS(Instagram、TikTok、LINE公式アカウント等)
・当塾のチラシ・パンフレット等の印刷物

【同意事項】
1. お子さまの写真・動画を上記媒体に掲載することに同意します
2. 掲載にあたっては、氏名は掲載しません(イニシャル・学年のみ表記)
3. 掲載後であっても、削除を希望する場合はご連絡いただければ速やかに対応いたします
4. 本同意は、退塾まで有効とします(退塾後は速やかに削除いたします)

□ 同意します
□ 同意しません

生徒氏名:__________
保護者氏名:__________(署名)
日付:____年__月__日

○○塾 住所:________
電話:________
メール:________

同意が得られない場合の写真の撮り方

「写真の掲載に同意しない」という保護者がいることは当然です。その場合でも、工夫次第でSNS投稿は可能です。

顔を映さずに撮影するテクニック

  • 後ろ姿:授業中の教室を後方から撮影する
  • 手元:ノートやプリントに向かう手元だけを撮る
  • 教材のみ:使用しているテキストやホワイトボードを撮る
  • モザイク・スタンプ:顔部分にモザイクやスタンプを加える
  • シルエット:逆光で撮影してシルエットにする

これらの方法であれば、同意の有無に関係なく安心して掲載できます。インスタの投稿ネタ記事で紹介している投稿例でも、多くは顔を映さない撮り方で対応できます。

写真掲載のチェックリスト

SNSに写真を掲載する前に、以下のチェックリストを確認してください。

  • □ 写真に映っている生徒全員の保護者から書面同意を得ているか
  • □ 生徒の氏名が写り込んでいないか(名札・プリントの名前欄など)
  • □ 住所や電話番号が映り込んでいないか
  • □ 同意していない生徒が映り込んでいないか
  • □ 掲載前に保護者に写真を確認してもらったか
  • □ 投稿文に個人が特定できる情報を書いていないか

まとめ|ルールを決めれば、写真掲載は怖くない

生徒の写真をSNSに載せることは、正しい手順を踏めば問題ありません。

  • 書面で同意を取得する(入塾時がベストタイミング)
  • 掲載前に個別確認する
  • 同意が得られない場合は、後ろ姿・手元の写真で対応する
  • 削除希望にはすぐに対応する

写真があるだけでSNSの反応は大きく変わります。リール動画にも応用できるため、まずは同意書を整備するところから始めてみてください。

SNS全体の活用方法については、塾のSNS集客ターゲット別の発信の使い分けも合わせてご覧ください。

よくある質問

Q. 口頭の許可だけではダメですか?

A. 法的には口頭の同意も有効ですが、後から「そんなこと言っていない」とトラブルになるリスクがあります。書面で署名をもらっておけば、万が一のときに証拠になります。手間はほとんどかかりませんので、書面での同意取得を強くおすすめします。

Q. 同意を取ったあとに「やっぱり削除してほしい」と言われたら?

A. 速やかに削除してください。同意書に「削除希望時は対応する」と明記しておけば、保護者も安心して同意しやすくなります。「削除に応じてくれる」という姿勢が信頼につながります。

Q. 合格発表の写真はどうすればいいですか?

A. 合格発表の写真は特に注意が必要です。受験番号や学校名が映り込むと個人が特定される可能性があります。「○○高校合格!」のテキスト投稿にするか、本人・保護者に写真を確認してもらったうえで掲載してください。

Q. Googleマップの口コミに生徒の写真を使ってもいいですか?

A. 口コミへの写真掲載も同じルールが適用されます。保護者の書面同意がない限り、生徒の写真は使わないでください。教室の外観や内装の写真であれば問題ありません。

Q. 高校生は本人の同意だけで大丈夫ですか?

A. 高校生であっても、未成年の場合は保護者の同意を得ることをおすすめします。法的には16歳以上であれば一定の判断能力が認められますが、塾と保護者の関係性を考えると、保護者にも確認を取るほうが安心です。

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