こどもちゃれんじが会員数100万人超を維持できる理由|ベネッセの幼児教育プラットフォーム戦略

こどもちゃれんじのアイキャッチ画像 塾ブランド研究

「しまじろう」を知らない親子はいないと言えそうだ。
ベネッセが運営するこどもちゃれんじは、30年以上にわたり
日本の幼児教育市場で圧倒的なシェアを維持し続けているとみられるが、その戦略を解剖する。

本記事は公開情報と弊社の支援実績をもとに筆者が分析したものです。各社の公式見解ではありません。

戦略①「しまじろう」というキャラクターが産業を作った

こどもちゃれんじの最大の資産は「しまじろう」というキャラクターと考えられる。

  • 「しまじろう→ちゃれんじ→ベネッセ」という連想の完璧な設計がなされているとみられる
  • 子どもにとってしまじろうは「友達」であり「先生」として機能しているとみられる
  • しまじろうと一緒に学ぶことで勉強への抵抗感がなくなるのではないだろうか

このキャラクター戦略の本質とみられるもの:

  • キャラクターへの愛着が「続けたい」という子どもの動機になると推察される
  • 親が「退会させようかな」と思った時に子どもが「やだ!」と言うケースが多いと考えられる
  • しまじろうのNHKアニメ放映が継続的な認知を形成していると言えそうだ

キャラクターIP(知的財産)を持つことが
教育ビジネスにおける最強のロック(離脱防止)機能になるのではないだろうか。

戦略②「月齢別細分化」という徹底した顧客セグメント設計

こどもちゃれんじは年齢・月齢を細かく分けた複数コースを提供しているとみられる。

  • baby(0〜1歳)・ぷち(1〜2歳)・ぽけっと(2〜3歳)
  • すてっぷ(3〜4歳)・じゃんぷ(5〜6歳)

各コースの設計とみられるもの:

  • 発達段階に合わせた教材・おもちゃの開発がなされているとみられる
  • 「この月齢の今だけの教材」という限定性が設計されていると考えられる
  • 成長とともに次のコースへ自然に進む設計になっているとみられる

保護者にとって「うちの子のちょうど今の発達に合っている」という
ぴったり感が継続の動機になると推察される。

戦略③「低価格×高品質×低リスク」の最強コンビ

月額2,500〜3,000円という価格は、他の幼児教育サービスと比べて圧倒的に安いと考えられる。

  • 七田式・くもん・英会話と比較して月謝は10分の1以下とみられる
  • 教材・DVD・おもちゃがセットで届く充実した内容になっているとみられる
  • 「試しに入会してみよう」という低いハードルが形成されていると言えそうだ

低価格は「気軽に始められる→継続される→口コミが広がる」
という好循環を生むのではないだろうか。
量産効果によって低価格でも高品質を維持できるのは
ベネッセの規模と開発投資が寄与しているものと推察される。

こどもちゃれんじの課題

  • 少子化による潜在市場の縮小が懸念されている
  • Youtubeや無料動画コンテンツとの競合が進んでいるとみられる
  • 「おもちゃが増えすぎる」という解約理由が存在していると考えられる
  • デジタルネイティブ世代への紙教材の訴求力の低下が懸念されている
  • 中学受験・高校受験を見据えた保護者への訴求が弱いと考えられる

塾経営者が学べる3つのポイント

  • 「継続させる仕組み」をコンテンツ設計に組み込む

しまじろうへの愛着が退会を防ぐように、
「やめたくない理由」をサービス設計に埋め込むことが
LTV(顧客生涯価値)を最大化する鍵と考えられる。

  • キャラクター・マスコットで塾のブランドを可愛くする

規模が小さくても、自塾のマスコットキャラクターを作ることで
子どもへの訴求力が高まり、口コミで広まりやすくなるのではないだろうか。

  • 「学年・成長段階別プラン」が長期継続を作る

ちゃれんじのように、学年ごとに対応したコースを作ることで
「次のコースに上がったら頑張りたい」という継続動機が生まれると考えられる。

よくある質問(FAQ)

Q. こどもちゃれんじはいつから始めるのがいいですか?

A. 妊娠中から入会できる「こどもちゃれんじbaby」もあり、0歳からスタートする家庭も多いです。発達段階に合わせた教材設計になっているため、どの年齢から始めても月齢に合ったコースで開始できます。

Q. こどもちゃれんじとZ会幼児コースはどちらがいいですか?

A. 目的によって異なります。こどもちゃれんじは楽しい遊びの中での学びを重視し、Z会幼児コースは少し難しめの思考力・記述力に力を入れます。のびのびと楽しく学ばせたい→ちゃれんじ、難関小学校・思考力重視→Z会という傾向です。

Q. しまじろうのアニメとこどもちゃれんじはどんな関係ですか?

A. しまじろうはこどもちゃれんじのオリジナルキャラクターで、NHKアニメ「しまじろうのわお!」としても放映されています。アニメを通じてしまじろうへの親しみが生まれ、教材への子どもの関心が高まる相乗効果があるとみられます。

参考:基本データ

運営会社 :株式会社ベネッセコーポレーション

校舎数  :通信教育(物理的校舎なし)

対象   :0歳〜6歳(幼児向け通信教育)

特徴   :国内約79万人会員・しまじろうキャラクターによる年齢別通信教材

料金目安 :月額約2,000〜2,730円(年齢コースにより変動)※中学生向けコースなし

※本記事は公開情報と弊社の支援実績をもとに筆者が分析したものです。各社の公式見解ではありません。最新情報は各社の公式サイトをご確認ください。

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