IT業界の雄・サイバーエージェントが教育市場に参入したプログラミング教室QUREO(キュレオ)。
「IT企業のプログラミング教育」という強力なブランドを武器に、
塾・教室をパートナーにしたFC展開を進めているとみられる。その戦略を解剖する。
本記事は公開情報と弊社の支援実績をもとに筆者が分析したものです。各社の公式見解ではありません。
戦略①「IT企業が作ったプログラミング教育」の信頼性
QUREOの最大の差別化は「サイバーエージェントが開発したカリキュラム」という信頼にあるとみられる。
- 「AbemaTV・Ameba・AWAを作った会社のプログラミング教室」という認識
- 「本物のエンジニアが作ったカリキュラム」との評価が広がっている
- IT企業としてのブランド力が教育コンテンツの品質証明になるとみられる
この信頼の転写効果が期待される:
- 「プログラミング教室を探している保護者」に響きやすい傾向
- 「ゲームが作れる・ウェブが作れる」という具体的な成果の訴求
- 加盟塾にとって「サイバーエージェントの看板を活用できる」メリット
戦略②「既存塾へのプログラム提供」という賢いB2B展開
QUREOは独自の教室を開くだけでなく、
既存の学習塾・スポーツクラブにプログラミング授業を提供する仕組みを展開しているとみられる。
- 「プログラミング授業を新設したい塾」がQUREOのカリキュラムを導入できる
- 塾側はプログラミング専門知識がなくてもコースを開設可能と考えられる
- QUREOは教材提供収益+ブランド認知の拡大が期待される
この戦略の強みは「教室を一から作らなくていい」という効率性だと言えそうだ。
既存の顧客基盤を持つ塾が取り込まれると、
一件の提携で多数の生徒にリーチできると推察される。
戦略③「ゲームを作る楽しさ」で子どもを引き込む
QUREOのカリキュラムはゲーム制作を中心に設計されているとみられる。
- 「自分でゲームが作れる」という強烈な動機付けが期待される
- ゲーム→Webアプリ→本格的なプログラミングへの段階的ステップが構想されている
- 「作れた!動いた!」という達成感の繰り返しが継続を生むと考えられる
子どもが「プログラミングを楽しい」と感じる体験設計が、
LITALICOワンダーと同様に継続率を高める傾向が見られるとみられる。
QUREOの課題
- プログラミング教室市場の競合が急増しているとみられる
- 加盟塾の品質管理が課題となる可能性がある
- 「ゲームを作る」だけでは将来の就職・スキルにつながりにくいという指摘も存在する
- 小学校でのプログラミング必修化により「塾でやる必要があるか?」という疑問も生じうる
塾経営者が学べる3つのポイント
- 「IT企業や大学との連携」がブランドの信頼を高めるとみられる
地元の大学・IT企業と連携した授業設計・プログラムは
「専門家と連携している塾」という信頼を生む可能性がある。
- QUREOへの加盟でプログラミング授業を低コストで新設できる可能性
自塾でプログラミングコースを追加したい場合、
QUREOへの加盟は手軽な選択肢と考えられる。
カリキュラム開発コストゼロで新コースを設けられるとみられる。
- 「ゲームを作る→アプリを作る」という体験型ルートが継続率が高いと推察される
プログラミング教育の中で継続率が比較的高いとみられるのは
「自分のアイデアを形にできる」体験型と考えられる。
この設計原則は理科・工作などの他教科にも応用できると言えそうだ。
よくある質問(FAQ)
Q. QUREOとはどんなプログラミング教室ですか?
A. サイバーエージェントグループのCA Tech Kidsが提供するプログラミング教育プログラムです。ゲーム・アプリ制作を通じたプログラミング学習が特徴で、全国約3,500の塾・教室でカリキュラムが導入されています。
Q. QUREOは塾として加盟できますか?
A. はい。既存の学習塾がQUREOのカリキュラムを導入してプログラミングコースを開設できるパートナー制度があります。プログラミング専門知識がなくてもコースを提供できます。
Q. QUREOはどんな子どもに向いていますか?
A. ゲームやデジタルコンテンツに興味がある小学生・中学生に向いているとみられます。ゲームを「プレイする側」から「作る側」への転換を楽しめる子ほど意欲が高まる傾向が考えられます。
参考:基本データ
運営会社 :株式会社キュレオ(サイバーエージェントグループ)
校舎数 :全国3,300教室以上(FC含む・2025年時点)
対象 :小学1年〜高校生
特徴 :サイバーエージェントグループ・ゲームづくり中心・大学入試情報科目対応
料金目安 :月額約9,900円〜(月4回・各教室により異なる)
※本記事は公開情報と弊社の支援実績をもとに筆者が分析したものです。各社の公式見解ではありません。最新情報は各社の公式サイトをご確認ください。
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